6月定期戦レポート
6月の定期戦は梅雨とは思えないような暑さと台風の影響か猛烈な風のなか開催された。風向きは第一ストレートは追い風のためスタートはスピード勝負。第一ターン後は脚力がモノをいうレースの展開が予想された。
以下がおもなクラスのレポートである。 クルーザークラス 最近、三瓶将廣選手、藤原海渡選手、三枝謙一選手など有力選手が減ったことで参加者が続々集まりつつあり密かにブームを呼んでいるいわゆるオープンクラスだ。今回は2モトで争われた。 1ヶ月半ぶりのライドにも関わらず無謀とも言えるWエントリをした私であるが、2ヒート目の第3ターンあたりで乳酸により足がロック。もう殆ど漕げないような状態になってしまった。回復に努めるも第3ヒートは第2ターン前に足が終ってしまうていたらく。。。。決勝に残ったものの到底納得のいくものではなかった。 さて決勝は、カズこと高山一成選手が飛びだし、相澤惇らと杉が並んで第一ターンへ。ここまではよかったが、第1ターン以降は抜かれる抜かれる。結局荒れることもなく順当なレースとなった。 1位 高山 一成 2位 相澤 惇 3位 高山 祐次郎 5位 杉 禎康 MTB−B 今回も最大人数を誇るクラスであるノービスB、どんどん新たなる参加者が増えることで活性化しているクラスだ。それゆえ誰が勝つか分かりにくいという波乱を呼ぶクラスでもある。身内では「たろい」こと吉井選手と、小高選手が週1のゴリラ公園のコソ練特訓の成果を生かそうと気合い充分であった。順当に勝ち上がった二人だったが、スタートで気合いが空回りしたか痛恨のミス。ここで2人の結果は大きく分かれた。 冷静にステップアップのジャンプで一気に加速し追い上げ体制に入った小高選手は第2ターン後には2位争いへ。 焦りで余裕が無くなった感の吉井選手は一かバチかで第2ターンでインを狙うもリップにはじかれ転倒。勝負の第3ターンでは落ち着いてライバルのラインを塞いで前に出た小高選手が実力の2位をもぎ取った。 1位は危なげなかった鳴海選手。次回は難関クラスMTB-Aへの挑戦権を獲得した。 このクラスでの注目は市山 㐮選手。未だ小学生(だったよね?)ながら堂々の決勝進出。兄同様大物の気配充分だ。 1位 鳴海 一世 2位 小高 大輔 3位 時任 淳 MTB−A 今回、両雄の一角永田隼也選手は靭帯損傷で休養。レース会場には顔を出してくれた。本人は乗りたくて仕方がない様子であるが、今が一番大事なとき。しっかり治して欲しい。さて、殆どエキスパートクラスと言ってもいいだろうライダーがひしめくMTBーAは毎月毎月レベルが上がっている。 予選ではまさかのハブ毛ジャパン横田健英が予選落ち。決勝は本命の得津 柱選手がホールショットを取るもなぜかステップアップのジャンプ後に失速。その間隙をぬって小野口選手が先行する。第2ターンは小野口選手と得津選手のサイドバイサイド。ラインを閉めることなくガチンコ勝負で第3ターンへ。セダンで多少減速した得津選手はずるずると後退。最後には高山”追い込み”祐次郎選手にも抜かれ痛恨の3位となった。見応えのあるレースであった。 1位 小野口 智士 2位 高山 祐次郎 3位 得津 柱 14オーバーA 緑山のカテゴリの中で一番熾烈を極めるクラスである14オーバーA。今回からMTBエキスパートランキング1位の福富選手も参戦し、BMXとMTBのクロスオーバー化がどんどん進みさらに混戦が予想された。 さて、決勝は絶妙のスタートで渡辺濃選手がホールショットを取る。そのままぐんぐんと加速し後続を引き離し始める。14オーバーA最速の第3ストレートに1位で入った時点で安泰といえるほどのリードを稼ぎだした。後続には菊池 雄選手が入り、福富選手は初めてのレースながら3位に食い込む検討を見せた。 1位 渡辺 濃 2位 菊池 雄 3位 福富 哲也 マスターズ 今回よりマスターズは、怪我で療養中のムテキング藤原選手に代わり、30オーバーから一発昇格のDHエリート三輪選手が加わり新たなる波乱を感じさせた。予選から三輪選手はガンガン飛ばし、結婚後復帰第一線の旗町を完璧に押さえる。 決勝。期待の三輪選手はスタートを失敗、行き場を無くして第一エンドのダブルで撃沈。 抜け出したのはなんと、”幸せいっぱい、夢いっぱいのラッキー男”旗町。ライバルの宮城選手は腰の調子のせいか集団から抜け出すことが出来ない。後続をライン取りでぴしゃりと押さえた旗町がそのまま1位でゴール。 結婚後復帰戦を一位で飾り、MTBエキスパート予選敗退のリベンジを成し遂げた。 1位 旗町 禎 2位 筧 太一 3位 深川 和彦 MTB−EXP 2モト14人という定期戦としてはかなり多い人数でほぼMTBーAと同じである。この盛り上がりを今後も期待したい。予選では第一ヒートからBMXエリートから参戦の寺前選手が多重クラッシュに巻き込まれ転倒。暫く身動きしなかったため心配されたが何とか大丈夫だったようだ。また、別の接触・転倒等が多発した。風による影響で全体的にバラけないためコース取りでクロスすることが多かった。 決勝。スタートでホールショットを取った福富選手が抜け出てそのまま1位でゴール。 2位には通学100km高校生高山一成選手、3位には渡辺濃が入った。今日は足を持つ選手が有利であったといえよう。 1位 福富 哲也 2位 高山 一成 3位 渡辺 濃 予選敗退 沖田 勝秀 予選敗退 旗町 禎 予選敗退 杉 禎康 エリート エリートは今回4人のみといういつもよりかなり少ないエントリーであったが見ごたえはなかなかであった。まだ完調とはいえないであろう菊地選手に対し、圧倒的な速さで予選から”クロジュン”黒田淳選手が一位で抜ける。 注目の藤原海渡選手は戸川選手と交錯しコースアウト万事休す。予選落ちとなった。「 決勝も黒田選手が完全に抜け出しそのままゴール。22日よりのアメリカ遠征に弾みをつけた。 1位 黒田 淳 2位 菊池 哲太朗 3位 戸川 祐一 来月は7/19(日)に開催される。間に合えば梅雨も明け、夏本番のレースだ。 皆さんの熱いレースがまた楽しみである。
by CS-R_SUZY
| 2004-06-22 02:29
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