心を熱くするもの

私は現在行われている全てのスポーツの中で最も優雅なスポーツは「フィギュアスケート」だと思っている。個人的にとても好きなスポーツのうちの一つで、フィギュアスケートのTV放送を見つけるとついつい見入ってしまう。

一見優雅に見えるフィギュアスケート。4分間もの間、足の先から指の先までに集中しながら演技し、ジャンプでの衝撃をもエッジ一本で全体重を支えるなど持久力と瞬発力を最大限駆使しなければ出来ない肉体的負荷の非常に高いスポーツの一つで、私はフィギュアスケート選手をアスリートとしても尊敬している。

私はかなり以前から「村主 章枝」選手の大ファン。彼女の細くて長い手足(驚いたことに彼女は157cmしか無い)とその柔らかで優雅な表現力は今までの日本人選手の印象を遥かにしのぐもので演技が始まると彼女の世界に一気に引き込まれる。あまりジャンプ系が得意ではないようで、回転数にことさらこだわるマスコミにはあまり大きく取り上げられることはないけれど、表現力で村主の右に出る選手は日本には居ないし、世界でも片手以下だと思う。

土曜日NHKで放映していた、NHK杯。
一日目にショートプログラム6位と出遅れた村主選手のフリープログラム。

39度の熱がある中で食い入るように観ていたが、私のような素人からは完璧ではないかと思えるほどの演技だった。その素晴らしさに心から感動した。秋の怪我からのやっとの復帰で万全ではないと本人が言う状況の中、素晴らしい演技をできるあの集中力と心の強さ。あれがプロフェッショナルなんですね。

久々に心に熱いものを感じました。

村主選手、感動をありがとうございました。
by CS-R_SUZY | 2005-12-07 22:24 | 何気ない日々
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