SMX

SMXの更新遅れてます。。。。画像の整理を一生懸命行っておりますので、今しばらくお待ちくださいませ。SMXのプロ結果速報はぜひdownhill a go goさんにてチェックを!
近日私どもも公開する予定ではございますが、手が遅くてすいません。。。。ガンバリマスっ!

その代わりというワケじゃないけれど、今回のSMXで感じたことを少し書いてみます。




当初からのタイムアタックによる予選、ショートトラックコース使用時はコースの一部変更等に加え、ダウンヒルコースを使った那須大会の追加など、SMXらしさが更に明確に打ち出されていると思う。私は大泉大会は初めて参加したのだが、そのコースレイアウト変更の巧みさに感銘を受けた。

従来の大泉BMXコースからの変更は2箇所。
第一ストレートエンドのダブルジャンプの真中のコースを閉じ、外側と内側のラインに分け、第2ターン後のダブルの横に新たにコースが設置。これが絶妙でさすがライダーが主催したレースである。

先ず第一ストレートエンド
内側が有利であることは間違いないのだが、実は外側も充分に勝機があるコース設定となっていた。4人で走るうち多くのレースは3人までがイン側を選択する。この分岐は第一ターンの真中までロープが張ってあり、そこを抜けてからでないとバームのアウト側へはらみ加速体制に持っていくのが難しい。しかも出口は狭いため、1位の選手は問題なく抜けられるが、2位以下は漕ぎの足を止められることも多く、加速にワンクッション開いてしまう。
一方外のラインは1人で進入しスムースにこなせば、バックサイドから全バームを使用でき直ちにフル加速できる。これがインからのバーム進入に対するタイムロスを極力打ち消すことで内外のラインが絶妙なタイミングで交差し、ライン取りを上手く取れば大外から一気に抜き去ることができるのだ。

プロではその当たりの強さからか転倒もままあったが、イン側とアウト側のブロックとライン取りがとても見所となった。このレースは8人ではなく4人で実施しているSMXだからこそできるレイアウトであり、素晴らしいアレンジだと思う。

次に新設された第2ターン後のセクション

ここにもSMXのエッセンスは詰め込まれていると思う。第2ターンをフルに使うことは出来ず、バームの真中で急激に向きを変え、フル加速して直線的に入る小さなトリプルかやや振り返す必要のあるシングル、あるいは完全に振り返して使うバームの3つのラインを選択し、従来の大泉のコースへ戻る。

ここにはBMXショートトラックレースにはあまり見られないアクションが入る。”ブレーキング”と"タイトターン”である。まさにMTBコントロールの力量を試すために設置されたセクションでありバーム内のスリッパリーな状況で向きを変えさせ、かつ漕ぎを入れさせるのだ。
ここでブレーキングを行わずアウトに膨らんでスリップダウンした選手や、加速を入れられず抜かれたりもするなどドラマティックなレース展開となり、観客が沸いたのは言うまでも無い。

「BMXショートトラックレースのMTB版」ではなくSMXであるという明確な意志を以って設定されたコース変更。とても成功だったのではないかと感じます。

是非来年のSMXには皆さん参加&観戦に来てみてください。すごく楽しいこと請け合いです!
by CS-R_SUZY | 2004-11-15 22:16 | 4X
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